ベクター素材を軽くする(ポイント数を自動で減らす)

前回のエントリー「FLASHのパフォーマンスをあげるための10のコツ」で、「7.素材はラスターで」という項目をかいたけれど、どうしてもベクター素材を使わないとならない場合もあります。


たとえば

  • 拡大・縮小や、回転などを行う
  • Scale9Gridを使う

等といった場合です。


素材によってはかなりのポイント数になっていて表示のパフォーマンスを思いっきりくってしまうものもあります。
それを簡単に軽量化する方法。

1. グループ化などがされている場合にはグループを解除
2. まとめて選択していったん縮小(30%とか50%とか)
3. もとのサイズに戻す

※FLASH CS3等のオーサリングツールで

これだけでポイント数が一気に減るので、かなり軽量化されます。
FLASHは画面で見ることを前提に作られているので、画面に表示するであろう解像度以上のベクターのポイントは不要と判断して簡略化することを利用しています。
たいていの素材はこの方法で、ぱっと見でのディテイルを削ること無く、簡単にポイント数を減らすことができます。


ポイント数が減るとファイル容量の節約にもなるので、FLASHバナーなんかの場合にはうれしいテクだったりします。
曲線の多いベクター素材にはかなりの効果が期待できますよ。