コミュニケーションの効率

目に見えるものだけがデザインじゃない。
例えば同じようにWEB(イントラを含めればネットワークかな)で行われるコミュニケーションをひとつとってみても、ちょっとした事でその効率とか、アクティブ率であったりとかが変わってしまう。

たとえば見た目的なデザイン。

  • キャッチーなデザインはコミュニケーションを促進する
  • 色はコミュニケーション意識に訴える
  • 厳格な(崇高な)デザインはコミュニケーションを減衰する
  • バランスの悪いデザインはコミュニケーションを減衰する

などが言えるだろう。
格好よければ良いわけじゃないし、見た目が綺麗だったら良いわけじゃない。

たとえば公開度。

  • 適度にクローズなほうがコミュニケーションが促進する
  • 隠れている感、というか井戸端感がコミュニケーションを促進する
  • 適度なクローズ感は情報を深いところまで引き出す
  • オープンなほど情報は一般的かつ整理されたものが出される

ここでいうクローズとはたとえば、Email、クローズドSNSmixiとか)、メッセンジャーなどだ。逆にオープンとはパブリック公開されているBLOGや、オープンのコミュニティなどにあたる。
Emailやメッセンジャーなどはツールとして提供されれば比較的違和感無く受け入れられるだろうが、パブリックに公開される情報というのは気構えとしても、誰にでもすんなりと受け入れられるものではない。
イントラであれば気の知れたプロジェクトメンバーか社内全員かという差もあるだろう。


企業がSNSやBLOGをただ導入しようとしてもうまく行く事は少ないのではないのだろうか。
ツールとして導入したから使ってくれというのは難しい。
そこには卓越したデザイン能力がもとめられるし、導入のプロセスのコントロールが求められるかもしれない。
情報をデザインすることはアパレルのブランドをデザインすることとは違うし、求められるものも違う。
本当に良いデザインとはなんだろう。